材料技術を基礎に新しい価値を創造する
当社は、フェローテックグループの国内事業会社であり、冷熱素子「サーモモジュール」を応用した技術と、NASA(アメリカ航空宇宙局)のアポロ計画から誕生した「磁性流体」を祖業とした(株)フェローテック、同じく瀬戸物の焼結技術から派生した「ファインセラミックス」を祖業とした(株)フェローテックセラミックス、同様に「化学蒸着法」の技術を祖業とした(株)アドマップの3社を統合して、2020年に発足しました。
このように、多様な技術を集約して出来た当社は、社名に「マテリアルテクノロジーズ」と謳い、「材料技術を基礎に新しい価値を創造する」という思いと、「最先端の素材と技術で半導体を新たな世界へ導きたい」という思いを込めています。
当社材料の用途は、半導体・有機EL製造装置関連、電子デバイス、車載、医療、通信等多岐にわたり、IoT・AIや自動運転の拡大やパワー半導体の実用化によって広がり続けています。
今後は、益々加速するであろうEC(電子商取引)やテレワークの拡大による半導体分野での需要増加、酷暑によるウェアラブル端末での需要増加、医療分野における検査需要の増加など、多方面での引き合いにお応えし、現代社会における最先端の分野に当社技術で貢献して参ります。
そのためにも、日本国内の製造拠点を積極的に強化すると共に、研究開発を加速させ、新しい技術と価値をタイムリーにご提案して参りますので、今後とも皆様の変わらぬご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
山村 丈